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運動が苦手な子が個人指導で伸びるワケ

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「運動神経が悪い」、「運動が苦手だ」などと言われる人は誰もが見たことあると思います。勉強にも苦手があるように、運動にも苦手があることは良く知られていますが、運動が苦手な子が運動の苦手を克服することはできるのでしょうか。今回は「運動が苦手な子が個人指導で伸びるワケ」と題して、運動の苦手の改善についてお話します。

運動の苦手は克服可能なのか

いきなり、本題ともいえる問から入ります。

運動の苦手は克服可能か」

この問いに対する答えは…「YES」です。

もちろん、どれだけの運動能力を目指すか、どの程度を運動の苦手とするかによって線引きは異なるでしょうが、体育の時間で大体の子ができるような平均的な運動能力を得ることを目標とするならば、これは可能です。

苦手克服のプロセスは、当然ながら子どもの身体的能力心理的要因、および適切な指導と環境にも大きく依存しますが、まずは人の運動能力に関する理論や事実を確認しておきましょう。

モータースキル

モータースキル(運動技能)とは、筋肉の動きをコントロールして特定の動作を実行する能力を指します。この概念は大運動技能(gross motor skills)小運動技能(fine motor skills)の2つに分けられます。

大運動技能は体の大きな筋肉群を使って行う動作で、これには歩行走行跳躍投げる引っ張る登るなどが含まれます。

これらの技能は日常生活での基本的な動作スポーツ身体活動において不可欠です。通常、子どもは早い段階でこれらの技能を発達させ、年齢とともに洗練されていきます。運動の苦手はモータースキルの未発達が原因と考えられています。

小運動技能は手や指などの小さな筋肉群を使って行う精密な動作のことです。これには書く、切る、ボタンを留める、絵を描くなどが含まれます。

これらの技能は日常生活の自立、学業、職業活動において重要ですが、脳の発達にも欠かせない運動技能であることが知られています。知育玩具が注目されるのは、こうしたおもちゃが大小の運動技能の使用を促し、それが脳の発達を促進すると考えられているからです。

モータースキルは生後すぐに発達を始め、子どもはさまざまな運動活動を通じてこれらの技能を学習し、繰り返すことによって熟達させていきますが、遺伝的要因身体的健康栄養状態運動への露出教育的および社会的環境など、多くの要因が子どものその発達に影響を与えます。

モータースキルの発達は、子どもの全体的な身体的認知的社会的発達に不可欠で、これによって培われる技能は、自立した生活を送る能力学業成績スポーツや身体活動への参加、さらには社会的交流自己表現にも大きく寄与します。

運動適応とプルキンエ細胞

運動適応とは、繰り返しの練習により、神経系筋肉系が運動に適応し、パフォーマンスが向上することを言います。

運動のメカニズムには脳が大きくかかわっていますが、平たく言えば運動というのは脳が運動指令のプログラムを構築することによって行われます。

運動指令のプログラムを構築する際、脳はこれまでの経験に基づいてどのような動きが必要で、どのような動きが無駄であるかを判断し、プログラムに組み込んでいきます。ですから、その判断材料となる経験の豊富さがそのまま情報量の多さであると考えることができます。

ということは、運動の苦手をひも解いていくと、運動経験の不足ということが一つの要因として挙げられます。運動の苦手の克服とは言いましたが、実際のところこの考え方を当てはめると、これはまだ経験していない、もしくは経験の浅い運動に対する適応のプロセスであると考えることができます。

近年の研究で、小脳のプルキンエ細胞がこうしたプログラミングの役割を担っているということが判明しています。プルキンエ細胞は特殊なニューロン(神経細胞)であり、筋肉の動きを調節します。この細胞のおかげで私たちは滑らかで正確な運動を行うことができると言われています。

健常な身体を持っている限り、私たちには運動を学習していく機能が備わっているのです。

自己効力感

運動は身体だけで行うものではありません。運動には心理的な側面が非常に影響します。

バンデューラ自己効力感理論によれば、成功体験が人の自信を生み、新しいスキルへの取り組みを促進すると言われています。

裏を返せば、自分ができると思わなければ運動に対する意欲もわかないですし、したがって運動能力を獲得することも難しくなります。

 運動の苦手な人は、周囲の人間に笑われることも少なくはなく、自身を喪失しがちです。そうなると当然ながら本来は健康な身体の発達が行われるはずである運動の機会を逃しがちになります。そうしたサイクルが一度できてしまうとなかなか挽回することは難しくなってしまいます。

モチベーションと目標設定

子どもの運動を促すもう一つの心理的要因としてモチベーションがあります。これは単純に動機のことです。

当たり前のことかもしれませんが、明確な目標がモチベーションを高め、達成感を生みます。このこと自体は非常にシンプルな話ですが、問題は子どものそれぞれの実情に合った目標設定をしてモチベーションを維持するということはそれほど簡単なことではないということです。

第一に子どもが目標価値を見出す必要があります。わかりやすいたとえを出すなら、勉強嫌いな子にテストの順位を目標として決めさせても、モチベーションは上がらないということです。そこには時には価値を付加する必要があるなど、一筋縄ではいきません。

次に、子どもの運動能力を見極められるほどの大人がそうそういないということがあります。

これも勉強で例えるとわかりやすいですが、いったい何が根本的なつまずきの原因となっているのかはある程度経験豊富な人でなければ分からないことが多いです。なまじ経験のある人が下手に手を出してしまうと、かえって混乱させてしまうようなことは良くある話です。

しかし、うまくモチベーションが高められれば、運動に対する意欲は爆発的に上がり、当然ながら結果として運動能力も上がっていくことになります。

やがて運動能力の獲得につながるようなモチベーションを高めるためには、個人の資質・能力だけでなく指導者や教育者の資質・能力も必要であるということなのです。

多様な運動体験

多様な運動体験は文字通り、様々異なる種類の運動を経験させることです。子どもの状況や好みによっては、好む運動とそうでないものがありますが、あまり偏ってしまうと極端に苦手な動きなどができてしまいます。

人は日常生活を送るだけである程度の運動はしますが、例えばボールを遠くに投げるといったことは昨今、できにくくなっています。一つは遊ぶ場所が減ってしまったことが大きな要因の一つとして挙げられますが、別の要因としては子どもが外で遊ばなくなっていることもあります。

このような背景において、周辺環境に恵まれない子どもたちの運動能力は低下してしまいます。実際に子どもの運動能力は年々低下の傾向にあり、実際に子どもの平均身長は伸びているのに、ソフトボール投げの平均値は親の世代と比べて男子で約9m、女子で役4.5mも落ちているというデータもあります。

運動の苦手を克服する一つのカギはまさしくここにあります。多様な運動を効果的に取り入れ、子どもに合った運動メニューをカスタマイズすることで運動の苦手を直していくことが考えられます。

集団教育のメリットとデメリット

集団教育のメリットとデメリット

さて、ここまでは運動の苦手が克服できることと、どうしてそれが可能であるのかを確認してきました。

もうお気づきの人もいるかと思いますが、これまで述べてきたことを例えば学校の体育の授業で効果的に行うことができるでしょうか?

答えは残念ながらノーです。ある程度は教師の力量により理屈の上では可能ではあるでしょう。しかし、そもそも体育の時間は圧倒的に足りません。

しかも、集団で行うという特性上実現不可能なことがそもそも多い上に、運動の苦手の子であればあるほど限られた体育の時間内に自力で効果的に運動を行うことができません。

それどころか、運動することを避ける子も決して少なくはありません。誰でも他人が活躍して自分が活躍できないような場所に進んで出ていこうとは思わないでしょう。ましてや過去に苦い経験があれば、おのずから人前で醜態をさらすまいと自分の殻にこもりがちになってしまいます。

ということで、まずは集団教育のメリット・デメリットをみてみましょう。

メリット①:多様性

集団教育の最も大きなメリットは、多様な視点とアイデアを導入できることです。

集団であれば、人数が多ければ多いほどその中には多様な子どもたちがいることになります。そんな多様性の中では、多様な視点やアイデアが生まれやすく、子どもの発達を刺激しれくれます。

運動と視点やアイデアという言葉は結びつきにくいと思う人もいるかもしれませんが、運動は思考力とも大きく関係することが言われています。

何より人数が多いということもあり、教師の采配で一人や少人数ではできない様々なスポーツや運動に取り組むことが可能です。

メリット②:社会的スキルの向上

集団環境では、子どもたちは協力やチームワーク構築のスキルを学ぶことができます。このことも集団教育の大きなメリットです。

チームスポーツならではの葛藤や困難は、個人で行うスポーツでは味わうことはできないでしょう。今でこそ多様性には富んでいますが、一昔前にはスポーツのマンガ・アニメは必ずと言ってよいほどチームスポーツでした。

このメリットは大きく、長い目でみても社会的スキルとしてのコミュニケーション能力の獲得にも役立ちます。大学の推薦入試の面接や、就職面接のときにもこうした経験は語りやすいですね。

メリット③:コスト効率

なんといっても集団教育のメリットはコストが安いことです。教師一人の人件費に対して、教えられる側である生徒が一人であるよりも、大勢であればあるほど生徒一人当たりの負担も減ります。

なんでも分配すれば安くなるということですね。 マンツーマンであれば生徒側が払わなければいけない授業料も高くなるはずです。

このようにお金の話が出てくると、集団教育の方が良いかもしれない、と思う人もいるかもしれません。ですが、忘れてはいけないのが、生徒の人数が増えれば増えるほど、教師にとって生徒を管理・監督することが難しくなるということです。教師が一人で大人数を相手にすれば、それだけ生徒一人一人に対する注意が下がるのです。

さて、次はデメリットです。

デメリット①:個々のニーズに対応できない

これはコスト効率のメリットの裏返しとも言えます。集団で授業を行えば、確かにコスト効率は良いですが、先述した通り生徒の数が増えるにつれて、生徒一人一人に対する注意が下がります。

注意が行き届かないということは、生徒一人一人のニーズも汲み取りにくくなります。例えば、跳び箱がうまく飛べない生徒に対して教師が指導に入れば、その間その教師は他の生徒に対して注意を向けることができなくなります。

デメリット②:学習ペースが一致しない

これはデメリット①とセットで生じます。最近では学校の学習指導要領においても個別最適な学びが言われていますが、個別最適を追及すると必ずペースの差が問題となります。

運動が得意な生徒はどんどんと与えられた課題をこなしていくのに対して、そうではない生徒は課題の達成に時間を要します。教師は常にそのどちらに授業全体のペースを合わせるのかを考えなければならず、ここに悩みを抱える人も多いでしょう。 仮に教師がペースが遅い生徒に合わせて授業を行った場合、運動が得意な生徒は時間を持て余しますし、逆の場合にはペースが遅い生徒がほとんど授業に参加できなくなってしまいます。

デメリット③:社会的圧力

圧力というのは、集団にありがちなもので、これによって生徒は競争や対人関係にストレスを抱えます。

「社会的」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、いかなる集団も社会の一部です。集団内ではほぼ必ず生じます。

例えば、大半の生徒がこなせる課題をなかなか達成できない生徒がいるとします。課題をこなせない生徒は周囲の生徒に置いていかれることに焦りを感じますし、教師がつきっきりでその生徒を指導して授業が進行しなければ、他の生徒からの圧力も高まります。

さらに教師は慎重に言葉を選ばなくてはいけません。困難を抱える生徒に対して配慮がない言葉によって、余計に圧力を感じさせ、ストレスを抱えさせることにもなります。

個別指導のメリット・デメリット

個別指導のメリット・デメリット

ここからは個別指導のメリット・デメリットについてですが、大雑把に言ってしまえば、集団教育のメリット・デメリットをひっくり返し手考えると早いです。

集団教育のデメリットがすべて補われているのが個別指導の最大のメリットです。

個別のニーズに対応できないという集団教育とは違い、ここのニーズにとことん対応できます。

他の生徒にペースを合わせる必要がなく、無理なく課題に集中することができます。したがって、圧力も少なく、生徒ものびのびと運動を楽しむことができます。

逆に、集団教育のメリットは個別指導には欠如しています。

多様性という側面では、教える人の力量にもよるところは大きいですが、やはり一人でできることには限りがあります。

集団教育のメリットである社会的スキルの向上は、個別指導であれば教える人と教えられる生徒との関係性のみに限定されてしまいます。

コスト効率も低く、やはり高いという印象は拭えません。

それでも個人指導で運動の苦手が克服できる理由

集団教育と個人指導のメリット・デメリットは一長一短と言った印象がありますが、実はそれでも個人指導には大きなメリットが存在しています。

それは、集団指導はほぼ必須であり、だれもが得られる機会であるということです。個人指導は個人の需要であるので、これを受けようと思えば費用が掛かりますが、集団指導は学校で必ず行われます。

ということは、学校での集団教育に加え個人の弱点に特化した指導ができる個人指導を導入することによって、運動が苦手な子でも集団教育では手が届かない運動能力を伸ばすことができるわけです。

それだけではありません。本記事の序章では以下のような運動にまつわる理論や考え方を紹介しました。

・モータースキル(運動技能)
・運動適応とプルキンエ細胞
・自己効力感
・モチベーションと目標設定
・多様な運動体験

これらの内、自己効力感やモチベーションなどの心理的側面に関わる部分は個人の特性に最も左右されやすいところであり、集団の中では最もコントロールが難しいことです。しかし、個人指導ではこれらのカバーが非常にきめ細かく実現できます。

自己効力感に関しては、自分のレベルに合わせた運動ができるので成功体験を確実に積んでいくことができます。

個人指導においては運動が得意な子たちに活躍の場を持っていかれることもなく、自分に自信を持てるような環境が得られます。

したがって、次につながるモチベーションも得られやすく、子どもがのびのびと運動に取り組むことができるようになります。

目標設定に関しても、学校の授業のペースや学習指導要領に縛られることもないので、無理のない目標を選ぶことができます。

このように、運動の苦手を克服するということを考えるならば、個人指導は非常に効果が高いものと考えることができるのです。

個人指導において注意すべきこと

個人指導において注意すべきこと

さて、個人指導の効果が判明しましたが、果たしてそれだけで子どもの運動能力はそれだけで伸びるでしょうか?

確かに。理論的な側面で考えれば、個人指導という環境は非常に重要であるのは間違いないこと名でしょう。

しかしながら、子どもを取り巻く環境の中には人が含まれています。いかに環境が素晴らしくとも、周囲の人が正しくその環境を子どもに提供できなければ意味がありません。

したがって、ここからは個人指導における注意点を挙げていきます。

保護者と指導者の役割

これは塾などの習い事でも同じことなのですが、保護者の中には子どもを習い事に通わせるだけで安心しきってしまう人がいます。

また、教える側の人間も、自分が正しいメソッドに基づいて教えているというだけで安心してしまうということも少なくはありません。

しかし、保護者も指導者も、子どもにモチベーションに対して常に正の強化を意識することが大切です。

正の強化というのは、行動心理学の考え方で、何も言わずともそれがまたしたくなるような動機付けのことです。

例えば、お風呂掃除をしたらお小遣いがもらえたという出来事があったとします。子どもがまたお小遣いをもらえることを期待して親の手伝いごとを進んでしたとしたら、その子どもには正の強化がされたことになります。

親や指導者は子どもが運動で小さな成果を上げた時に、それを認めて励ますことがとても大切です。

モチベーションというのは内側から湧き出るだけのものではないということですね。

モデリングと参加

モデリングとは、自らが手本となって示すことを言います。指導者はもちろんのことですが、親も子の姿勢を忘れてはいけません。

大人が運動を楽しむ姿を見せることで、子どもの模範になります。これは想像以上にインパクトが大きいものです。

これも習い事と同じことが言えます。典型的な例は、英語が苦手な親が子どもに自分のあこがれを託すといったものです。

親自身も学んでいれば言うことはないのですが、自分は勉強しないでおいて、子どもには都合よく勉強してほしいと思うのは、気持ちはわかりますが伝わらない思いでしょう。そもそも大人である親にできないものを自分ならできると思う子はそうそういません。

課題と限界

親も指導者も注意すべきなのは、子どもには個人差があり、限界点もまた違うということです。したがって、与える課題には十分な注意が必要です。

特に個人差が出やすいのは発達速度です。同学年の子ができることと言っても、それが必ず他のすべての人ができることだとは考えることはできません。

第一、早生まれの子と誕生日が4月の子とでは生まれた年が役およそ1年開くことになります。さらに個人差による幅も考慮すれば、日々刻々と成長していく子どもたちにとっては非常に大きな差ができてしまうことも少なくありません。

そうしたことも考えずにむやみに子どもに課題を与えても、できないストレスばかりが溜まっていくことになり、運動が苦手どころか嫌いになってしまうでしょう。 さらに子どもには遺伝的または生理的制約があることにも注意しなければなりません。一部の子どもには遺伝的、生理的要因による運動の制約が存在する場合もあり、子どもの実情の把握には慎重を期さなければなりません。

結論

これまでの議論から、結論として運動が苦手な子どもがその苦手を克服することは、適切な指導、支援、および個々のニーズに対応したアプローチを通じて可能であることが分かりました。

しかし、アプローチもさることながら子ども一人ひとりの発達段階、興味、能力に合わせて環境を整え、親や指導者などが学習プロセスをサポートすることも重要であることも忘れはいけません。

つまるところ、運動能力は単に身体的な側面だけでなく、心理的、社会的、教育的要素によっても形成されるため、これら全ての側面を包括的に考慮することが重要ということです。

包括的に考慮するというと難しく聞こえるかもしれませんが、個人指導という有効な方法とその注意点を知ったうえで個人指導を選択するという親としての行動がその第一歩となるでしょう。

終わりに

今回は運動が苦手な子が個人指導で伸びるワケを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

個人指導と聞くと、金銭的な負担が大きいというイメージがついて回るかもしれませんが、親として子どもにつきっきりで運動を教えることができないというような場合、その利便性は少なくとも値段ほどの価値があることであるように著者個人は思います。

高いお金を払って個人指導に任せるだけでは運動の苦手の克服には足りないところはあるかもしれません。しかし、その不足をねぎらいの言葉やちょっとした子供への気遣いで補い、その先にある運動の苦手の克服まで子どもを導くことができれば、個人指導のコスパはとても良いと言えるでしょう。

何より子どもの経験はお金では買えません。運動ができる世界の景色を子どもに見せてあげられたら、それは素晴らしいことだと思います。

他人と比べるのではなく、純粋に自分自身が運動を楽しめる…運動の苦手の克服というのは、克服の先にあるそのような価値を作り上げていくという行為だとなのだと私は思いました。

WRlTER この記事を書いたのは
ファースト登録コーチ K.M

ファースト登録コーチ K.M 家庭教師ファースト登録家庭教師。教員免許所持。学習の家庭教師としても活躍中。塾講師・家庭教師歴10年以上。