はじめに
「食欲の秋」「食欲が出ない」というように私たちは日常生活でよく「食欲」と言う言葉を使いますよね。しかし、食欲とは何なのかをきちんと考えたことがある人は少ないと思います。私たちはどうしてお腹が空いたと感じるのでしょうか?食欲が出ない時があるのはなぜでしょうか?逆に、食欲がとまらず食べても食べてもお腹が空く時があるのはなぜでしょうか?この記事では、食欲の正体と食欲にまつわる疑問について見ていきましょう。
食欲の正体とは?
食欲は脳の視床下部(ししょうかぶ)というところで調節されています。視床下部には「ご飯を食べろ!」と命令する摂食中枢と「もう食べるな!」と命令する満腹中枢が働いています。
私たちが生命を維持するためにはエネルギーが必要不可欠です。そのため、胃の中が空っぽになって胃壁が縮むと、胃から視床下部に情報が伝達されて摂食中枢が活発に働くようになります。こうして出された摂食中枢の「ご飯を食べろ!」という命令により、私たちはお腹が空いたと感じるようになるのです。
また、食欲には血糖値も関連があります。体内のブドウ糖が不足すると脂肪を分解してエネルギーを得ようとします。この時に産生される遊離脂肪酸にはエネルギーとなる以外に、摂食中枢を刺激する役割があります。よって、血糖値が下がると摂食中枢の働きが活性化されて、空腹だと感じるようになります。
食事を食べて血糖値が上昇すると、今度は満腹中枢の働きが活発になります。満腹中枢は「もう食べるな!」という命令を出すので、私たちはお腹がいっぱいだと感じるようになるということですね。血糖値が上がる速さは食品によって異なりますが、一般的に食事を始めてから15~20分ほどで上昇すると言われています。つまり、満腹中枢が活性化されるには時間がかかるため、急いでご飯を食べると満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまうことがあります。「急いでご飯を食べると太る」と言われるのはこういった背景があるからです。
また、スマホを見ながら、本を読みながらといった「ながら食べ」は、意識がそちらに集中して満腹中枢への信号が鈍くなってしまうので、満腹感を感じにくく食べ過ぎにつながります。急いで食べるのもNGですが、ダラダラ食べるのも良くないので、食事の時間を決めると良いでしょう。
このように、摂食中枢と満腹中枢の働きによって空腹と満腹が制御されています。これは多くの動物に共通の原理です。しかし、私たちはお腹がいっぱいなのにも関わらず、美味しそうなものを見たり匂いを嗅いだりすると食べたいと感じますよね。いっぱいご飯を食べた後に「別腹」とデザートを食べる人もいるかもしれません。逆に、自分の苦手な食べ物を見たり嫌な匂いを嗅いだりした時には食欲が減退すると思います。実は、これには「感覚中枢」というもう1つの中枢が関係していると考えられています。
感覚中枢は、人間のように大脳が発達した動物ならではのメカニズムです。口や目、鼻などの感覚器官から情報が入ると、神経を介して大脳皮質の感覚野に送られ、その情報とこれまでの記憶や知識が統合されて「美味しい」「不味い」といった判断がなされます。この情報が視床下部に伝達され、美味しいと判断されたものは摂食中枢へ、不味いと判断されたものは満腹中枢に伝えられます。このように、実際の栄養摂取状態だけでなく五感による情報によっても、食欲は影響を受けます。
食欲が出ない時ってどんな時?

ここまで、食欲とはどのように制御されているのかについてご説明してきました。私たちが食欲をコントロールするためには、摂食中枢、満腹中枢、感覚中枢のバランスをとることが大切です。これらのバランスが崩れると、食欲が出なくなったり、逆に食欲が止まらなくなったりすることがあります。では、どのような時に食欲が制御できなくなるのでしょうか?まず、食欲が出ない時から見ていきましょう。
消化器系の病気
食欲不振の原因は多岐にわたりますが、多く見られるのが消化器系の病気です。お腹が痛い時や吐き気があるような時には、食欲を感じにくくなりますよね。消化器系の病気の中には、強い痛みや胃もたれ、吐き気を伴うものもあるので、食欲不振の症状が現れることがあります。
食欲減退の背景にある病気としては、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がん、肝炎、肝臓がん、膵炎などが考えられます。例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍では、胃や十二指腸の粘膜が胃酸・消化酵素によって傷つくために食欲が低下します。胃がんでは初期は症状がほとんどありませんが、進行すると胃やみぞおちの痛み、吐き気などを伴うようになり、食欲も出ません。何日も食欲が出ない状態が続く場合や嘔吐・下痢などの症状が見られる場合には、このような疾患の初期症状の可能性があるので早めに受診しましょう。
消化器系の疾患が疑われる際には、血液検査や腹部エコー、胃カメラ検査などを行います。血液検査は主に胃以外の病気を発見するのに役立ちます。また、腹部エコーは肝臓や胆嚢、膵臓、脾臓などの消化器官の病気を確認することができます。胃カメラは内視鏡を体の中に挿入する検査で、食道や胃、十二指腸の粘膜を直接観察することができるため、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんの有無を確かめるために用いられます。
甲状腺機能の低下
消化器系以外の病気として、甲状腺の機能が低下することによっても、食欲不振となることがあります。甲状腺はのど仏のすぐ下にある蝶が羽を広げたような形の臓器で、甲状腺ホルモンを作って体の代謝や成長を調節しています。甲状腺ホルモンには食欲を増進させる作用もあるので、甲状腺機能低下症の人では食欲がわきづらくなります。
甲状腺機能低下症には、甲状腺でのホルモン合成・分泌が低下する場合とホルモンは十分にあるのに標的臓器の異常で作用が十分に発揮できない場合があります。このうち、甲状腺自体に問題がある方の原因として最もメジャーな病気が橋本病です。橋本病は自己免疫疾患の1つで、本来ウイルスや細菌から自己を守るために働く免疫が自分の臓器や細胞を攻撃することで起きます。主な初期症状は甲状腺の腫れによる首の違和感や圧迫感なので、食欲不振に加えてこれらの症状が見られる場合は甲状腺機能の低下を疑ってもいいかもしれません。免疫異常が起こる原因について詳しいことは分かっていませんが、もともと橋本病を持っている人が強いストレスや妊娠・出産などをきっかけとして甲状腺機能低下症を発症し、橋本病が明らかになるケースが多いと考えられています。
また、ヨードの過剰摂取も甲状腺の機能を低下させることが分かっています。ヨウ素を含むうがい薬や昆布やわかめなどの海藻を摂り過ぎると、甲状腺ホルモンが作られなくなることがあります。通常の食生活で問題となることは少ないですが、放射性ヨウ素を用いた検査をする時などヨウ素を過剰に摂取するような時には事前にヨウ素を控えておくなどの対策が必要です。
ストレス
食欲に影響を与えるのは身体的な原因だけではありません。ストレスなどの精神的な要因によっても食欲を感じにくくなることがあります。不安や心配事があるとご飯を食べる気になれないという経験をしたことがある人も多いでしょう。ストレスによって食欲不振になるのは、視床下部の働きが乱れるからです。
すでにご説明したとおり、食欲は視床下部の摂食中枢からの命令によって生じます。しかし、過度なストレスが続いたりうつ状態になったりして視床下部がうまく働かなくなると、「ご飯を食べろ!」という信号を出すことができなくなってしまいます。さらにうつ状態が進行すると、食べても味がしなくなる、何をかんでも砂のように感じるといった味覚障害に発展することもあります。
また、急に強いストレスを感じると、体は危険な状態になったと感じて戦える体制を整えます。この時、体内でコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、交感神経が活性化になります。交感神経は活発に動けるようにする神経なので、「今は食べている場合ではない」と脳が判断し、食欲が減退してしまうとも考えられています。
薬の副作用
薬の副作用で食欲が低下することもあります。食欲不振を招く薬は、痛み止めや強心剤、抗がん剤、向精神薬、抗生物質などたくさんあります。もともと胃腸が弱い人では漢方薬でも副作用が出ることがあります。新しい薬を飲み始めた時や薬を増量した時に食欲を感じにくくなったら、医師または薬剤師に相談してみましょう。薬を減らしたり違う薬に変えたりすることで、改善するかもしれません。
お酒の飲み過ぎ
お酒の飲み過ぎによっても、食欲不振になることがあります。体の中に入ったアルコールは肝臓によって分解・無毒化されています。そのため、多量飲酒は肝臓に大きな負担がかかります。アルコール性肝障害のメジャーな症状として、肝臓が風船状に肥大化する肝腫大があります。大きくなった肝臓は胃を圧迫するので、腹部膨満感や食欲不振などの症状が現れると考えられています。
また、肝臓の物理的な肥大だけでなく、機能低下も食欲に影響を与えているでしょう。例えば、肝臓は消化液の一種である胆汁を生成・分泌する働きがあります。つまり、肝臓の機能が低下すると胆汁の分泌が減りうまく消化が行えなくなります。その結果、食欲が出なくなると考えられています。さらに、肝臓はアルブミンの生成もしますが、アルブミンが不足すると浮腫や腹水貯留が起きます。これもまた、消化器官を圧迫して食欲を減退させる原因となります。
肝臓は「沈黙の臓器」とも言われるほど初期症状が出にくい臓器です。腹部の違和感や食欲不振があっても胃腸の病気や風邪などを疑いがちですが、肝臓の機能が低下している可能性もあるので早めに受診するようにしましょう。
食欲が止まらない時ってどんな時?

次に、逆に食欲が止まらない時について見ていきたいと思います。別にお腹が空いているわけではないのに食欲が止まらず食べ続けてしまうこと、ありますよね。
しかし、食欲のままに食べ過ぎていては体に良くありません。例えば、短時間に食べ過ぎると中性脂肪や血糖値が急上昇して、脂質異常症や動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まります。また、夜遅くまで食欲にまかせて食べてしまい、その後すぐ横になると、胃から逆流した胃酸が食道の粘膜に炎症を起こす逆流性食道炎になりやすくなります。身体的な病気だけでなく、「食べ過ぎた」という罪悪感が摂食障害を起こすこともあります。このように、過食は体重が増加するだけでなく、様々な病気の原因となることがあります。
食欲が抑えられないのは我慢が足りないからではなく、体調や環境などの原因が背景にあることがほとんどです。つまり、その原因を突き止めて対処することができれば、改善できるかもしれません、では、どのような原因が考えられるでしょうか?
ストレス
ストレスは食欲不振の原因になると少し前にご説明しましたが、ストレスにより食欲が増加することもあります。ストレスや不安を食欲によって紛らわそうとするからです。
ストレスを感じると脳が興奮状態になり、「ドーパミン」というホルモンを多く分泌します。このドーパミンは摂食中枢を刺激して食欲を盛んにするので、ストレスを感じた時に食欲が増えるようになります。
また、ドーパミンが過剰分泌されると、逆に「セロトニン」というホルモンの分泌が減ります。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、精神を安定させる役割があります。セロトニンは食事によって脳に糖がいくことで分泌されます。また、ご飯を食べて血糖値が上がるとインスリンが分泌されて、脳内のセロトニンが増えることも知られています。このように、糖分はセロトニンの量を増やして抑うつ感を和らげる効果があるので、私たちはストレスを感じた時にご飯を食べることによって精神を落ち着けようとするのです。
月経前
女性の場合、月経前に食欲が止まらなくなるという経験をしたことがある人も多いでしょう。これには女性ホルモンの働きが関係しています。排卵から月経前にかけては、女性ホルモンのうち「プロゲステロン」というホルモンの分泌が増えます。プロゲステロンは妊娠を成立・継続させるためのホルモンで、分泌量が増加するとむくみや眠気、食欲の増加が現れるようになります。また、プロゲステロンの増加は血糖値の急上昇や急下降を引き起こすので、満腹だと感じているのに食べ続けてしまうこともあります。
女性ホルモンにはプロゲステロンの他にエストロゲンがありますが、これはプロゲステロンとは逆に月経前に分泌が減少します。そして、エストロゲンと連動してセロトニンの分泌も下がることが知られています。セロトニンは少し前にも説明した通り、精神の安定を保つホルモンで、不足すると精神が不安定になり満足感を得にくくなります。そのため、セロトニンの分泌が少なくなる月経前には、食欲が止まらなくなりがちです。
女性ホルモンによる食欲の変化は、月経が始まると落ち着くことがほとんどです。無理に抑えようとせず、月経がくる合図だと受け止めるようにすると良いでしょう。
睡眠不足
夜更かしをしていると、お腹が空いて夜中についお菓子を食べてしまうことはありませんか?実は、睡眠不足は食欲を増大させることが分かっています。
睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌が減少し、逆に食欲を高めるグレリンというホルモンの分泌が増えると言われています。夜中に間食をとりたくなるので、肥満リスクが高くなりますね。実際に、アメリカコロンビア大学の研究で、睡眠時間が4時間以下の人では7〜9時間の人と比較すると肥満率が73%高いことが明らかになっています。また、糖分の過剰摂取は良い睡眠を促すメラトニンというホルモンの分泌を阻害することも知られています。夜中に甘いものを食べる生活はさらなる睡眠不足を引き起こし、また夜に間食をとり…といった悪循環につながるので注意しましょう。
異食症

食欲異常は、食欲の亢進や減退だけではありません。通常では食べることのないような栄養素のないものを継続して欲してしまう人もいます。これを異食症(いしょくしょう)と呼びます。摂取してしまうものの例としては、氷や土、粘土、紙、髪の毛、チョークなどが挙げられます。
氷食症
異食症の中で、特に氷を異常に食べる病気が氷食症(ひょうしょくしょう)です。皆さんも暑い時には飲み物と一緒に氷を食べることがあると思います。これは正常な状態ですが、暑くないにも関わらず氷を無性に食べたくなるような場合には氷食症が疑われます。氷食症の定義はあいまいで、製氷皿1枚以上の氷を食べていたり、氷を食べることが強迫的な異常行動として捉えられたりする場合を指すことが多いようです。実は、氷食症は鉄欠乏性貧血の患者さんで多く見られることが分かっています。
鉄欠乏性貧血とは、血液中の鉄が不足することで生じる貧血です。酸素を全身に運んでいるヘモグロビンはヘム鉄とタンパク質で合成されているため、鉄が不足するとヘモグロビンを十分に作ることができず、体内の酸素が不足してしまいます。私たちの体は酸素を使って活動しているので、酸素が足りなくなると自律神経の働きが狂い体温をうまく調節できなくなります。その結果、口の中の温度が上がり、冷ますために氷を無性に食べたくなるのではないかと考えられています。鉄欠乏性貧血と氷食症の関連について詳しいことは明らかになっていませんが、このように口の中の体温を下げるためというのが最も有力な説です。
また、鉄の不足によって何らかの味覚障害が起きていると考える人もいます。亜鉛が不足すると味覚障害が起きることは有名ですが、同じようなことが鉄不足の時にも起こるかは明らかになっていません。
土食症
土食症(どしょくしょう)は、名前のとおり土を食べる異常行動のことです。妊娠した若い女性に多く見られることが分かっています。
妊娠すると、お母さんは自分自身より赤ちゃんに優先して栄養や酸素を供給するようになります。この時、血液を介して赤ちゃんへの輸送が行われるため、お母さんの体はたくさんの血液を作る必要があります。十分な栄養素を摂っていれば問題にはなりにくいですが、栄養素が不足している場合、血液を作るのに使う鉄や亜鉛が不足しやすくなります。
妊娠中に起こる土食はこのようなミネラルを補うための無意識の行動だと言われています。しかし、人間が土に含まれる微量のミネラルを吸収できる根拠はなく、土を食べてもミネラル不足は解消できないでしょう。土だけでなく、生のジャガイモや小麦粉を食べることもあるようです。
妊娠中に異食が起こる原因は栄養不足だけではありません。脳への酸素供給量が減ることによって満腹中枢がうまく働けなくなったり体温調節の機能が鈍くなったりすることも、異食と関連していると考える人もいます。
食毛症
食毛症(しょくもうしょう)は、自分の髪の毛やカーペットに落ちている毛を食べる異常行動です。子どもに多く見られ、自分で髪の毛を抜く行為すなわち「抜毛症」と併発することもあります。
髪の毛はケラチンという硬いタンパク質でできているため、胃液や消化液で消化されません。また、髪の毛の表面はキューティクルで覆われていて、この凹凸によって複雑に絡み合います。放っておくと、消化されない髪の毛の塊は腸内の食べ物と結びあって石のように固まります。その結果、腸閉塞や潰瘍を引き起こすことがあり、大変危険です。
食毛症の原因はストレスや不安だと考えられています。子どもには住む場所やクラスなど、自分で自分の環境を決定することができない場面が多くあります。そのため、何かストレスを感じるようなことがあっても環境を変えることが難しく、なんとかやり過ごさないといけません。このようにコントロールできないことの多い状況下で、自分でコントロールできることとして、髪の毛を抜いたり食べたりしてストレスを発散しようとするのです。
小さい時は知的好奇心が強く、なんでも口に入れようとしてしまいます。一般的に2歳までの異食行動は知的好奇心による正常行動だと判断されるので、心配する必要はありません。しかし、本来食べるべき出ないものを食べるという行動が常態化してしまうと、その後の生活に影響を及ぼしかねないので、頭ごなしに怒るのではなく食べてはいけないということを教えてあげるようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?意外と知らない「食欲」についてお分かりいただけたでしょうか?食欲は脳の信号なので、その伝達がうまくいかなくなると食欲不振になったり食欲が止まらなくなったりします。食欲の乱れは体が送る不調のサインだとも言えますね。食欲不振の裏には病気が隠れていることもあるので、長く続くような時や他の症状があるような時には受診するようにしましょう。逆に、食欲はあればあるほど良いというものでもありません。成長期や生理周期によるものは問題ないことが多いですが、それ以外の時は食欲に任せて食べ過ぎると、体重増加や肥満をはじめ様々な病気の原因となります。食欲が異常に亢進している原因について考え、対策することが大切です。
食欲をコントロールする一因として、ストレスや不安などの精神的な要因があることもお伝えしました。何事にも通ずることですが、規則正しい生活を心がけ、適度に運動してストレスを溜めないようにすることが、適切な食欲を維持するためにも重要です。食欲に異常を感じた時には、そのままにするのではなく、自分の生活リズムを見つめ直す機会にしましょう。
WRlTER この記事を書いたのは

現役東大生ライター M.K 家庭教師ファーストの登録家庭教師。東京大学薬学部在学。家庭教師だけでなく塾講師の経験もあり。